腰痛持ちが恐れるものは世の中に幾多有るけれど、私にとっての大敵は新幹線である。幾ら長芋掘りが大変だと言っても、息子に手伝って貰う事も出来るし、筒寝かせ栽培もある。飛行機を使う手もあるが、空港まで行く時間と待ち時間が煩わしいのに加え、着いた場所が市の中心街という訳にはいかない。
新幹線は背もたれにも重大な欠陥がある。近年は倒れる角度が以前より大きくなっている気がするが、それでも中途半端に倒れる仕組みは、腰痛持ちにとっては却っては苦痛である。私はリクライニングを殆ど使用しないことに決めているが、そうすると今度は、少しウトウトした際に腰の代わりに首が痛くなる。
今週の出張は国内だったので、新幹線のお世話にならざるを得なかった。朝早く家を出て地下鉄で東京駅に行き、そこから新大阪まで新幹線に乗るのだが、着く頃には恐れていたとおり腰がやや重たく感じられた。いくら違和感があっても、仕事なので引き返すことは出来ない。新大阪からJRに乗り換えて大阪駅まで向かう。一泊なので荷物は大したことはないが、パソコンが入っているのでやや重い。
一時間余り梅田で商談をした後に、JRで神戸元町に向かった。元町で百貨店を訪ねた後、タクシーで新神戸に出て、そこから岡山まで新幹線に乗り込んだ。今日2度目の新幹線で岡山駅に着いたのは夕方の6時頃だった。腰は良くもないが、さりとて悪くもなっていない。思いのほか早く岡山の全日空ホテルまで辿り着いたので、その日の内に、本来なら翌日行く予定だった倉敷まで往復する事にした。岡山から倉敷までは山陽本線で20分足らずである。
以前、倉敷にはチボリ公園があったのだが、私が一度も訪ねないうちに閉園となってしまい、今では大きな商業施設に生まれ変わっている。その一角をなすアウトレットに用事があったので、かれこれ一時間ほど見て回ったら、腰だけでなく首と足の裏まで痛くなってきた。
倉敷のチボリ公園今はなくアウトレットにおどけるピエロ (My96papa)
倉敷から岡山に戻った時は、既に夜の8時を回っていた。一日の内に東京から大阪、神戸、岡山、倉敷、そして岡山と動いたわけであるが、これは腰痛持ちの私には、決して望ましい動き方ではないのである。
翌日、岡山での仕事を終えて新幹線で東京まで戻り、そこから小一時間かけてJRと地下鉄を乗り継いで家に帰ってきた。予想していた事だが、腰の調子は芳しく無く、お尻の片側と足裏が少し痛い。しかし、そういう時に威力を発揮するのが、私の場合はウオーキングである。少し休んだ後に、早速ウオーキングシューズに履き替えて、初めはゆっくりと小幅で歩き出す。
歩き始めて2-3分もすると、お尻と足裏の痛みが消えて、腰の重たい感じも取れてくるから不思議である。そのあたりから、歩幅を大きくしてスピードも早める。どうやら正しい姿勢でテンポ良く歩くのがいいようだ。私だけかも知れないが、腰痛にはウオーキングがよく効くのである。
赤鬼を退治せしめん桃太郎ウオーキングのニューシューズ履き (My96papa)
岡山の名産といえばきび団子なので、私も岡山駅で買い求めた。桃太郎がきび団子を腰に付けて悪い鬼を退治したように、私も何とか腰痛を退治したいものである。